ダイスキな彼との花火大会♡

8月になると、人生で初体験なことをする日がやってくる。
それは・・・「彼氏と花火大会に行く」こと。
もう、どうしましょー!
嬉しくて、空へ飛び立ちそうなくらい
私の胸は弾んでいる。
そして・・・!?

8月15日
「おまたせ!」
振り向くと、紺色の浴衣に身を包んだ彼が立っていた。
(眩しい・・・)
「どうしたの?」
「いや、あまりにもかっこよくて・・・」
「バカだなぁ、こんなことで体温上がってたら
この先倒れるぞ?」
「・・・」
「まっ!倒れたら、俺が支えるけどな。」
白い歯を見せて、笑う彼。
「もう、やだー
「行くぞ!」
「うん」
当日は、夏休みということもあり
会場は、とても混んでいた。
「ほら、俺と離れないように!!」
彼は手を握ってきた。
「うん。ありがとう。」
私たちは、海岸へ向かって行った。
「ほら、ここならゆっくりできるだろ?」
カップルは、他にも数組いたが
それでも、私は幸せだった。
「うん」
前を向くと、同時に花火が上がる。
ヒュー・・・バーン
色鮮やかに、空に花が咲く。
「きれいだね。」
「俺、お前とずっと一緒にいたい。」
「えっ?」
「ダ・イ・ス・キ・・・・」
彼は、そういうと私の肩にもたれた。