2020-01-01から1年間の記事一覧
「かおり!何度言ったら分かるんだよ。テストで50点以上を取れって。一科目じゃなくて全科目50点以上を取れ!いい高校入って、いい大学に入って、素晴らしい企業に勤めることがお前のやることなんだ!いいか、次はないぞ!今日は、外で寝ろ!」 「お父さ…
昨日、久しぶりにときめきを感じた。私は、かおり。二年前に学校の先生と結婚して、幸せいっぱい!な、はずだけど・・・・ 「かおり!ご飯は?」 こちらが、夫の夢人。「レンジでチンして!私、忙しいの!」 「お前、忙しいたって、たいしたことないだろう。…
卒業してから、三年。今は、遠い田舎で旅館をやっている。 この間、掃除をしてたら二冊のノートが見つかった。 一つは、好きな人とのノート。 もう一つは、好きな人とのノート・・・・ って、どっちも好きな人とのノートじゃない! 恥ずかしい気持ちもあった…
「突然の告白!?」 私は仕事終わりに、洋翔にある洋食屋に連れてってもらった。 「ここなんか、どう?」 看板を見ると 「~ホットな時間をあなたと共に light of hope~」 「こんな、高いところにいいの?」 「あれ?知ってるの?夢」 「知ってるよ、前に先…
私は、安沢夢。三年前に高校を卒業してから喫茶「メモリーズ」で働いている。 ここ、最近は男性とも付き合わなくなって、ただただ暇な毎日を過ごしている。 少し前までは、三人の男性と一緒に暮らしていた。(ほかにも、同じ女性の方が三名ほど) なぜ、そう…
久々に思い出した・・・ あなたを好きになった気持ち 夢の中であなたが出てきて 改めて思ったの・・・ どんなにいろいろな恋愛をしていても 心の中ではあなたのことをまだ、諦めていなくて まだ好きなんだなぁって ごめんなさいね これを言うと、あなたを苦…
そう・・・あれは、三年前 渋谷の街で、涙ながらに別れた彼。 あれから、いろんな恋をして 忘れてきたつもりだった。 だけど、この街に来た時 あの人が横切った そんな気がして・・・ 忘れたくはなかったの ただ、あの時はそうすることしかなかった あなたを…
どうして、あの時あなたを止めなかったのかしら どうして、あの時涙を流し続けたのかしら 誰に聞いても分からない そこらの猫にさえ、明日のことは分からないのに 答えを探せば探すほど 見たくないものも見えてくる あなたの笑顔もかすんでしまって 見たいの…